仕事柄、建材には詳しかったため、ペインティングウォールも会社の先輩設計士に聞いて知っていましたが、その良さを本当に実感したのは、自宅の壁をペインティングウォールに変え、実際に住んでみてからでした。

最初の楽しみは色えらびでした。「どんな雰囲気の部屋にしよう…」と悩みながら、たくさんの色のなかからペイントする色を選びました。何色かのペンキを混ぜ合わせて作るため、数千、数万とおりの色の組み合わせ。悩み抜いた末に、初回の施工ということもあって無難な色を選んだのですが、気軽に塗り替えることができるため、「次はどんな色にしよう？」とカラフルな壁を想像する楽しみもあって、将来にも夢が広がります。

色だけでなく、その質感もクロスでは出すことのできないものだと感じました。塗装ならではの、目には見えない程度の”塗りムラ”が家全体の雰囲気をあたたかいものにしていると思います。また、下地には補強クロスを貼っているため、先々のメンテナンスや性能面でも安心感を感じています。